こんにちは。吉かなです。
太陽の光が燦々とふりそそぐ今日この頃、いかがお過ごしですか?
私は先日、人生で一番つらい熱中症になりました…
塩分が足りず全身が攣ってしまい、激痛が駆け巡るという地獄のような経験でした。今後一生、熱中症にはなるまいと日々気を付けています。
皆さまも、水分・塩分の補給不足にはご注意くださいね。
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さて、今回は植栽のお手入れについてお話したいと思います。
いつもやどりのお庭づくりをお願いしています、PLANTEDの三輪さまに監修いただきました(^^)
暮らしに癒しをもたらしてくれる植栽と、永く健やかに暮らしていくためのポイントをお伝えします。
①日々のお手入れについて
まず、基本中の基本、「水やり」についてです。
水やりは植物が植えられている環境条件(日照具合や土壌の具合)にあった適切な間隔で行いましょう。
真夏の暑い時間の水やりは、植物がゆだってしまいますので、早朝もしくは夕方に行うのがおすすめです。
また、水やりの最中に、害虫や病気がないかチェックしましょう。
そして、雑草との戦い方もいくつかご紹介します。
1⃣根っこからとる
2⃣戦わない
雑草があってもよい雰囲気を目指す(イングリッシュガーデンなど)
雑草が出てくるところを何かで覆う(植物や石やマルチング)
3⃣あえて下半分残す
大きめな植栽エリアの場合、抜いても空間を開けるだけで次から次へと生えるため、あえて雑草は抜かずに半分ほどカットし、新たな雑草が生えないようにする。
※切りすぎると植物は反発し余計生い茂るためご注意ください
4⃣ 取り除いた雑草で土を覆う(マルチング)
ツル系・樹木の成長を抑えるためには、葉を減らすことが効果的。
②環境づくり(剪定について)
剪定は、土中・土上に風と水が通りやすい状態を目指して行います。
思い切ってバッサリ切ることも大事です。
そして、剪定には適したタイミングがあるのをご存知ですか?
季節によって適したタイミングと目的をご紹介します。
1⃣ 9-10月 冬に向けてバッサリ(栄養を蓄えるため)
2⃣ 3-4月 新芽が動き出す前にその年の成長にあったサイズにリセット
3⃣ 年に一度の花が咲き終わり、朽ちて気になったころ
※植物により来年花を咲かせるためには適正な時期に剪定しなくてはいけないものもあります
例:アジサイは8月中旬までに
アカシア系やミモザなどの3-4月に咲くものは咲いた後すぐ剪定する
③虫や病気について
殺虫剤は、いてほしい微生物や虫も殺してしまうため、なるべく使用は避けていただくことをおすすめします。
もし殺虫剤が必要な場合は、「オルトラン」が入っていないものをお選びください。
病気になってしまった植物は、症状が出ている葉をすべて取り除きましょう。
※はげぼうずになっても大丈夫です。
④新しく草木を植えるときのポイント
植え替えなどで、植物を新しく植える時のポイントをお伝えします。
1⃣一列横並びは避け、三角形もしくは多角形の繋がりをイメージしランダムに配置する
2⃣長期的に愉しめる宿根草がおすすめ
大きく茂るものもあるので、雑草避けにもなります。
3⃣冬の状態もイメージして常緑か落葉かを検討する
落葉を多く採用してしまうと、冬場の景色が少し寂しくなります。
常緑と落葉のバランスを見て選ぶことをおすすめします。
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いかがでしたでしょうか?
生き物相手のお手入れは、思い通りにいかないこともありますが、日々のお手入れの成果を感じられると、うれしくなりますね。
また、今回ご協力いただきましたPLANTEDさんは、お庭づくりだけでなく店舗での植物の販売や作家さんの作品、生活雑貨の販売もされています。
実はPLANTEDさんの店舗兼住宅はやどりの設計施工です。
ぜひ植物と建築を愉しみに、一度訪れてみてはいかがでしょうか♪