室内空間に光や風などの外部環境を取り込む開口部。
住宅はもちろんのこと、建築にとって欠かせない重要な要素のひとつです。
現在千葉県で進行している住宅は、周囲が自然で囲まれた、とても素晴らしい環境にあります。
建物の配置は、お施主様と現地で話し合いながら、向かいの山の景色を一望できるように決定しました。
その景色を望むためのリビング・ダイニングの開口部2箇所には、木製サッシを採用していただきました。
そのうち、メインとなる掃き出しの開口部は、特大の一本引き込み片引き戸です。
外枠はなんと全長約5メートル。
完全に開けば、室内からサッシはほとんど見えなくなり、視線が外部へと連続します。
先日無事設置は完了しましたが、その設置の作業が想像以上に大変だったのです。

重量が重すぎて人手が欲しいとのことで、私達テクニカルも当日現場にて設置作業に参戦しました。
どのくらい重いかというと、男5人でぎりぎり持ち上がるほどです。
また、建物自体が足場で囲まれているため、搬入経路を確保するために一部の足場を解体する必要がありました。
そうして準備を整え、いざ持ち上げて移動となると終始緊張。
もし落としたら、ガラスなので一巻の終わりです。
最後はみんなで声をあげながら持ち上げ、無事にレールに乗っかりました。
その時の感動は今でも忘れません(笑)

そのような過程を経て設置が完了した開口部から眺める景色は、格別なものでした。
この眺望とともにある暮らしを想像すると、とても羨ましくもあり、とても楽しみでもあります。
(瀬下)
【完成見学会】心集う暮らし~太陽と木の家~
開催日時:4月29日(木)30日(金)5月1日(土)10:00~17:00
場所:大田区鵜の木(お申込みの方には案内図をお送りいたします)
仲良く二棟並んだお家が完成しました。
光を感じるトップライトと吹き抜けで太陽を感じるお家と、梁や床から木を感じるお家です。
似た形の土地・外観ですが、それぞれのこだわりや暮らし方は異なります。
2棟同時開催は滅多にない機会ですので、ぜひご参加ください。
〈詳細リンクはこちら〉