棕櫚と楢

半年ほど前に、事務所の掃除用に棕櫚 (シュロ) ほうきを購入しました。
棕櫚は油分を含むため、使い続ける事で天然のワックス効果が得られます。
コシがあるためフローリングの隙間にも入りますし、静電気が起きにくい優れものです。
時間を気にせずさっとお掃除出来ることも結構良い所だと思います。

と、理解はしているものの、 お掃除は早く・楽に・ラフにやりたいという気持ちと、ほうきは面倒だという先入観が合わさり、事務所のお掃除では引き続きマキタのハンディクリーナーを使っていました。

先日、ふと思い立ち棕櫚ほうきで掃除をしてみたのですが、掃除中に楢(ナラ)フローリングの経年変化に目が留まりました。

赤みの少ない部分がグレイッシュに鈍く光り、つい見惚れてしまいました。

事務所を改修してもうすぐ4年。
明るかった色味は落ち着き、人の油分と年に1回のオイルメンテナンスによって艶が出てきています。

柄の長いほうきだと体への負担無くお掃除できますし、今後もほうきで掃除をすると、また何か気づきがあるかもしれません。
今後は棕櫚ほうきで掃除をしようと思いながら、集めたチリは早く・楽に・ラフにハンディークリーナーで吸い取りました。

(佐久間)


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