ふたつの名前に込めた原点 ー「 創建舎」と「やどり」

いつもやどりのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

先日のホームページリニューアルのお知らせでもご案内しましたが、今回より全3回にわたって、私たちの名前に込めた想いと、手仕事へのこだわりや家づくりに対する姿勢について、少し丁寧にお話しさせていただこうと思います。

 

初回の今日は、会社名「創建舎」と、家づくりの屋号「やどり」の関係についてです。

 

 

弊社が主催するイベントや、日頃からお世話になっているお施主様との会話の中で、時折このようなご質問をいただくことがあります。

 

「『創建舎』と『やどり』は、どう違うのですか?」
「昔からお世話になっていますが、名前が変わられたんですか?」

 

初めて私どもを知ってくださった方はもちろんのこと、長年お付き合いのあるお施主様ほど、どこか不思議に思われるのかもしれません。

そこで今回はまず、私たちの土台である会社名と、家づくりの屋号に込めた想いからお話しさせてください。


会社という土台、家づくりという姿勢

 

私たちの正式な社名は「株式会社 創建舎(そうけんしゃ)」といいます。
1986年の設立以来、大田区下丸子の地で、地域の皆さまにとっての「かかりつけの工務店」であり続けることを目指してきました。

そして、私たちが一邸一邸、手仕事でつくり上げる住宅事業の屋号が「やどり」です。

 

「創建舎」は、企業として社会に対して責任を果たし、自社大工や職人の技を守り続けるための土台。
「やどり」は、お施主様とともに理想の暮らしを描いていく、私たちの家づくりそのものの姿勢を表しています。

 

 


「舎」の字に、もともと込められていた意味

 

なぜ「やどり」という名を掲げるようになったのか。

実は「創建舎」の「舎」という字には、古くから「やどる」「憩いの場」「宿屋」といった意味があります。時代が移り変わる中で、私たちが守るべき家づくりの本質とは何かを考え直したとき、この「舎」という一字に立ち返ることになりました。

 

住まい手であるお施主様が描く未来への想い。
敷地の個性を読み解き、空間を整える設計者の知恵。
木と向き合い、ミリ単位で仕上がりを追い込む大工の技。

 

これらがひとつに重なったとき、住まいには目に見えない静けさと、心をほどく確かな安らぎが「やどる」。
私たちはそう考えています。

名前の表し方は変わっても、1400年続く日本の大工の技を受け継ぎ、丁寧な手仕事を守り続けるという誇りは、これからも変わりません。

 

次回は、ロゴマークに刻まれた「5本の線」と、自社大工と設計士が紡ぐ手仕事の美学についてお届けします。