ロゴマークの「5本線」が語る、手仕事の美学

いつも「やどり」スタッフブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
全3回でお届けしている本連載、第2回となる今回は、私たちが掲げるロゴマークについてお話しさせてください。

 

第1回はこちらから
ふたつの名前に込めた原点 ー「 創建舎」と「やどり」

 

今回のホームページリニューアルに伴い、ロゴマーク下部に添えていた文字を「創建舎」から「TOKYO」へと改めました。
私たちの活動の原点であるこの東京の地で、職人たちの確かな技術を次世代へ継承し、東京を代表する工務店としてより良い住まいを追求し続ける——そんな強い決意を、この新しい名に込めています。

そして、ロゴマークの象徴である繊細な5本の線。
この5本線は、鉋(かんな)や鑿(のみ)の刃先、製図に用いるカラス口の筆先といった、手仕事の道具をモチーフにしています。
大工や設計士、そして家づくりに関わる一人ひとりが自身の仕事を全うし、同じ方向を向いて「いいモノづくり」に向かっていく姿を表したデザインです。

 

 


1400年続く技術を受け継ぐ、大工と設計の「三位一体」

 

東京という街での家づくりには、敷地の広さや高さ、周辺環境など、さまざまな制限がつきものです。しかし私たちは、その制限こそを「工夫と知恵を絞るための糧」と捉えています。

やどりでは、お施主様の想いを細やかに読み解く設計士と、自社に在籍する大工が一丸となり、一邸一邸を手作業で組み上げてまいります。

1400年培われてきた日本の大工技術を受け継ぎながら、ミリ単位で仕上がりをイメージし、丁寧な仕事を積み重ねる。
設計士の知恵、大工の技、そしてお施主様の理想。
その3つの想いが同じ方向を向いて進んでいくからこそ、型にはまった家にはない品格と美しさが生まれるのです。

 

 


見えない細部にこそ、心地よさがやどる

 

私たちが目指すのは、「気になるところがない」と言っていただけるような美しい仕事です。

無垢床の足触り、部屋を優しく包み込む光のグラデーション、扉を静かに閉めたときの静寂——毎日過ごす空間の中で、無意識に「ああ、気持ちがいいな」と感じていただける住まい。言葉や写真だけでは語り尽くせない五感の心地よさは、職人が妥協なく手を動かし続けた時間の重みから生まれるのだと信じています。

 

 

住み手、造り手、関わる人すべての想いが「やどる」住まいを目指して。一本の木と向き合い、手仕事の誇りを未来へ繋いでいくこと。

それこそが、つくり手としての「やどり」の矜持です。

 

最終回となる次回のブログでは、お施主様と私たちが育む時間と、「やどりの〇〇さん」と呼ばれる喜びについてお届けいたします。

 

 

これからも「やどり」を、どうぞよろしくお願い申し上げます。