屋根の板金の話

みなさまこんにちは、保坂です。
今日は現場で触れた屋根の板金のお話です。

先日、新築の現場で板金屋さんにガルバリウム鋼板の屋根葺きをしていただいた際、
構造や納まりの疑問を質問すると、面白い話をしてくれました。

大棟や隅棟の継ぎ目を覆う「棟包み」の下には、もう一枚板金が仕込まれています。
(図:大棟納まり図、赤色部分)
これは雨の吹き込みを防ぐ目的だけだと思っていたのですが、、、

棟包みとの隙間をなくしたり、内部の木製下地を隠したりすることで、
鳥の侵入や巣作りを防ぐ目的があるそうです。
そのため、この部材は「すずめ返し」と呼ばれているのだと教えてもらいました。
(別名:面戸板金)

図:大棟納まり図※簡略化しています

そこからさらに気になり調べていくと、
板金屋さんに教えていただいた軒先からの雨侵入を防ぐ「唐草板金(からくさばんきん)」という部材。
先端が上に返る形状が植物の唐草に似ていることから、その名が付いたそうです。

昔からの住宅づくりへの工夫が表れた名前を発見したり、
豆知識が増えていったりするのはとても楽しいことですね。

建築用語は普段の生活では気にしないものばかりですが、
それを知ることは、職人さんと通じる言語が増えていくことなので、嬉しいです。