広縁のある二世帯の家
品川のとある商店街から少し入った閑静な住宅街。昔から慣れ親しんだ街での建て替え。親世帯と子世帯の3世代の愉しい生活が始まります。
1階に配置した親世帯では、コンパクトながら回れる動線を考慮し、広がり感のある使いやすいLDKに。テーブルでの生活が主になるため、TV台も少し高さのある、松井木工(広島県)のチェストを選定。家具屋ならではの繊細なつくりが特徴です。
LDKからデッキ越しに広がるお庭は、やどりお馴染みのPLANTEDさんによるもの。四季を通して住まい手はもちろん、街ゆく人々にも安らぎを与えてくれます。
2階、子世帯のスペースは今回の家づくりでのテーマとなった「広縁」を中心としてLDKと個室を配置。
広縁は日本家屋独特のもので本来は廊下としての機能を持ちますが、今回は日光浴やお茶を愉しむとゆったりとした時間を楽しむ場所となりました。
LDKは、広縁の続きとなることで広がりも感じられ、また建具で仕切ることで日射を遮ったり、断熱の効果も得られます。
LDKの隣には寝室を兼ねた畳スペース。一段上がりにすることで、床下収納を確保するとともに、落ち着きのある空間に仕上がりました。