あく洗いを行いました。
あく洗いとは、白木を清掃・漂白することです。
今回あく洗いを行ったのは、約10年前に新築させて頂いたお宅の玄関です。
施工前の写真がこちら
新築時は、白木を活かして浸透系のクリア塗装で仕上げていました。
あく洗いの工程は、あく洗い・しみ抜き・漂白の3工程です。
あく洗い…専用の洗剤を塗布してしばらく放置。黒ずみを浮かせて洗い流します。
しみ抜き…あく洗いでは落せなかったシミを、薬品を使って消していきます。
漂白…日焼けを落します。
施工後の写真がこちら
ここまで綺麗になりました!お客様にも喜んでいただけてよかったです。
ちなみに、このあく洗いの歴史は長く、昔は炭の上澄み(アルカリ製の水)を使って洗っていたそうです。
漢字で書くと「灰汁洗い」
木の灰汁を洗うからではなく、炭の液で洗うから「灰汁洗い」なんですね。
しかし、改めて白木の黒ずみを落とすなんて出来るんですね。
私だったら、黒ずみを削り取ってしまうか、上から濃い色で塗ってしまうとか
そんなことばかり考えてしまうだろうなぁ、と思いました。
この業界にいると、先人の知恵に感動することばかりです。
今は、防火や新建材の流通が増えた事、様々な色に木を着色できるようになった事などから
昔と比べると白木を外部の仕上げに使う事はかなり少なくなりました。
白木もかなりいい味を出しますし、締まった印象になります。
左官の仕上げにも合うし、環境によってはおすすめの素材だと思います。
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