4月に入社しました中野と申します。
初のブログ登場です!
初回から、少しマニアックな投稿となっております。。。
先日、お休みを利用して
パッシブハウスジャパンのセミナーに参加してきました。
「本当のパッシブハウスのはなしをしよう!」というセミナーで、
ドイツでパッシブハウスを設計している、ルートヴィッヒ・ロンゲン氏による講演でした。
ドイツを含めたEU諸国の制度のお話し、
パッシブハウスの設計例についてのお話しをお聞きしました。
色々とお話しがあったのですが、やはり政府の指標が、見ている未来が違うと感じました。
日本は、2030年までにZEH(Zero Enerrgy House)を新築住宅の平均とするというロードマップを出していますが、
EUでは、2021年にはすべての建物をNearly Zero Energy Buildingにするということが決まっています。
断熱材やサッシの性能値の違いはあれど、見ている未来、見えている未来には大きく差があるように感じます。
また、日本人と、ドイツ人の意識の違いの話も印象的でした。
日本人…エネルギーを使わない<今より快適にすごす過ごす家
ドイツ人…環境のためにどんな家を建てるか
というように、家を建てることに対して意識の違いがあるようだ…ということです。
私は、どちらかというとドイツの方の考えに共感します。
なぜかというと、明確に答えが見えるからです。
快適という概念は、人によって答えがバラバラで、なにがその人にとって快適なのか?
どこまでいけば快適なのか?少し抽象的です。
エネルギーに関しては、家の燃費は計算できるので、比較や効果が数値でわかります。
そして、エネルギーを使わない家は、自然エネルギーを最大限に活用したり、断熱性能をしっかりした家なので、
快適に結びつくからです。
エネルギーを使わない=快適=長持ちする家!を創建舎でも考えていければと思います。
セミナーの後は、懇談会があり、ドイツの学生の方たちとも交流することができました。
写真は、ちょうど建築家の西方先生の背後からのものしかなく・・・^^;
西方先生ともお話しさせていただき、勉強になりました。
収穫の多いセミナーとなりました。
nakano