パッシブエアコンのお手入れ

今回はやどりの家に多く採用しているパッシブエアコンのお手入れについてご案内します。

年中安定した室温を保ってくれる優れもののパッシブエアコンですが、時々エラーが発生することがあります。真夏の猛暑日や真冬の寒い日にエラーで動かなくなると不便な思いをされるかもしれません。そんな状況を避けるために、3つご案内をさせて頂きます。

1.パッシブエアコンの定期的なお手入れ

パッシブエアコンを年に一度必ずお手入れして下さい。

多くのエラーの原因は、数年間掃除をしていない事が原因で発生しています。

定期的にお手入れすることで、エラーを未然に防ぐことが可能です。

以下の3つのお手入れを実施してください。

お手入れ箇所① 室内機の筒形フィルター

お手入れ箇所② 室内の吸込グリル

お手入れ箇所③ 室外機のドレン排水トラップ

参照:パッシブエアコン構成部材資料

■お手入れ箇所① 筒形フィルター

1.取り付けられた状態のまま、軽い汚れを掃除機で吸います。

2.フィルターを機器から外し、水洗いします。

 汚れがひどい時は、軽くスポンジや中性洗剤を使います。

3.充分に乾燥させてください。乾いたら再び取付けて下さい。

※もみ洗いや、強く絞ることは避けてください。フィルターの素材を痛める原因となります。

お手入れ箇所② 吸込グリル

1.グリルを外し、手掛部に指先をあてて、下側に引っ張ると外れます。

2.グリルからネットフィルターを取り外します。

3.ネットフィルターを掃除します。軽く手でたたくかそうじ機でほこりを吸い取ります。

4.グリルを掃除します。かたく絞った布でふきます。

5.ネットフィルターをグリル内側へ入れ、グリル手掛部とパイプガイドの切欠部を合わせて元どおりにはめこみます。

■お手入れ箇所③ ドレン排水トラップ

1.排水トラップの位置を確認します。

2.キャップを左に回します。

3.キャップを引き抜き、黒いゴムパッキンの汚れを拭き取ります。

4.排水トラップ内部も確認し、汚れを拭き取ります

2.OMCLASS(オーエムクラス)の活用

OMCLASSとは、パッシブエアコンをはじめ、OMの製品の使い方やお手入れ方法をまとめている、お客様サポートサイトです。OM製品に関してご不明な事があれば、まずはこちらにアクセスしてみて下さい。

また、OMCLASSに会員登録をすると以下のメリットがあります。

・メルマガにて、季節ごとのお手入れ箇所のご案内を受ける事ができます。

・機器とお客様情報が紐付けられ、OMへのお問い合わせ時に機器の特定と案内がスムーズになります。

パッシブエアコンをはじめ、さまざまなOM製品のお手入れ方法を調べる事ができます。

▼OMCLASS(オーエムクラス)

https://omclass.net/troubleshooting/?passivaircon

3.主なエラーコード

パッシブエアコンを使っていると、稀にエラーが発生することがあります。

エラーコードはメインリモコンに表示されます。

主なエラーコードは以下2点です。

EH:OMCLASSに記載された方法で解決できることが多いです。

解決できない場合は、やどりにお問い合わせ下さい。

A1:ガス漏れの可能性がある為、至急メーカーメンテナンスに修理依頼をする必要があります。30分程度おきにパッシブエアコンが止まりA1エラーと表示される場合、ガス漏れをしている可能性が高く、いずれ冷風や温風が出なくなってしまいます。この症状が見受けられる場合は早急にやどりへお問い合わせください。

その他エラーが発生した場合は、以下のリンクから対応方法を検索してみて下さい。

▼エラーコード検索

https://omclass.net/troubleshooting/

パッシブエアコンを上手に使いこなして、快適で安定した温熱環境の暮らしを愉しんで頂きたいと思います。