自然の過酷さ

どうも仲間です。
先日友人に誘われ、丹沢湖で人生初キャンプをしてきました。
2日間森で過ごし様々な経験ができたので、そのお話をしたいと思います。

1日目、昼間にキャンプ場に着くと、
曇天だったこともあってか私たち以外にほとんど人はおらず、
ただ大自然と対峙する形でキャンプはスタートしました。

タープやテントを設置して、くつろぐ居場所を作ると間もなくして小雨が降ってきました。
雨除けはできたものの、雨の中の森は一気に冷え込み、サーっと吹く風が体力を奪っていきます。

2日間の森の住処

そこで、準備していた薪とマッチで焚火を始めました。
湿気の影響で、なかなか火が付きませんでしたが、周囲に落ちている小枝から、
だんだんと太い薪に火を移していき、ようやく安定した火力を確保できました。

火の力は偉大です。暖を取る役割以外にも、夜には明かりとなり、獣除けにもなります。
また、食料を調理する為にも火は欠かせません。
過酷な自然の中で人が生活をするには、まず火をいつでも起こせることが必須だと身をもって感じました。

2日目の早朝、テントの中で眠っていると外でゴソゴソという音が聞こえます。
恐る恐るテントから外を覗くと、テン(イタチの仲間)がクーラーボックスに顔を突っ込み食料を漁っていたのです。
こちらの存在に気付くと、様子を見ながら森の奥へと逃げていきましたが、かなりの量の食料を食べられてしまいました。
寝てる間も油断できないのが森の暮らしです。
そして、もう一度火を起こして残された食料を食べながら、帰りまでの時間をゆっくり過ごしてキャンプを終えました。

初めてのキャンプは、いきなり自然の過酷さを全身で感じる厳しい体験となりました。
ですが、そのおかげで人が「暮らす」「生きる」という事の根源的な部分に触れられた気もしました。
日々人の暮らしをかたち作る仕事をする身として、多くを考えさせられた有意義な2日間だったと思います。

次回は、より装備を少なく、より自然の過酷さと対峙するキャンプをしてみたいです。

(仲間)

火の揺らめきや香りは癒し。ずっと眺めていられる。

炙りマシュマロ。火を通すと大抵のものは美味しくなることを学んだ。