こんにちは。村上です。
突然ですが、家の中の段差っていいなと思いませんか?
東京という地域柄、なかなかひとつひとつの空間をたっぷりとつくることは難しいものです。
空間ごとの用途に合わせて【区切り】がほしい一方で、
間仕切りに頼りすぎると、空間が小さく分割されてしまいます。
そんな時、段差による空間の【区切り】がいい仕事をしてくれる思っています。
例えば、6月に完成した“光に包まれた読書を愉しむ家”でも、
リビング部分を小さがりするなどして、ダイニングとの空間を【区切り】ました。
沢山のお越しいただいた方に、
実際の広さよりも空間を広く感じるような気がすると言っていただきました。
小さがりの空間は少し籠り感があり落ち着いた空間を演出してくれたり、
小上がりは隠れた収納を作れたり、と意外なメリットもあります。
目線も変わってくるので、空を見上げられたり、
お庭やデッキなどの緑の見え方も違ってきます。
東京という都会の中で、自然をより身近なものに感じさせてくれる一つの工夫かもしれません。
(村上)