こんにちは。吉かなです。
今回は造作家具のお手入れについてお話します。
①木部のお掃除
長年使用していただくと、よく触る部分が黒ずんできます。
そんな時のお掃除方法をご紹介します。
用意するもの:消毒用エタノール、激落ちくん、ティッシュ
やり方:黒ずみのあるところに、アルコールを浸透させたティッシュを貼り付け、数分待ちます。その後激落ちくんで拭き上げたら完了です。
お手入れ前。引手を中心に、黒ずみが広がっています。 アルコール浸透させたティッシュを貼り付け、数分待待ちます。 激落ちくんで拭き上げた後。黒ずみがなくなり、きれいになりました!
②扉の調整
よく開け閉めする扉に起こる症状として、扉が傾くことがあります。
その際は、扉の根元にある丁番を調整することで解決することがあります。
※1cmを超える大幅な傾きや、丁番の不具合がある場合はやどりへご連絡ください

扉を左右に調整する場合 扉を前後に調整する場合 扉を上下に調整する場合
扉をどの向きに調整するかによって回すネジの位置が異なります。
ほんの少しのネジの調整で傾きが変わるので、少しづつ回すようにしましょう。
③真鍮引手・つまみのお手入れ
真鍮はお手入れが不要な素材です。
使えば使うほど、色合いは深まり光沢が霞みます。
味わいのある経年変化をぜひ愉しんでください。
もし、新品の時のような輝きを取り戻したい!という場合には以下の手順で簡単に輝きを取り戻せます。
用意するもの:お手入れする真鍮の金物、金物が平置きできるサイズのトレー、お酢、タオル等の拭くもの
※すぐに洗い流せる場所で行ってください。
やり方:トレーにお酢を張り、真鍮の金物を3分ほど漬けます。使用具合によって3分未満でも綺麗になる場合もあるため、漬けている間は目を離さないようにしましょう。
3分経過したら取り出し、水でお酢をしっかり洗い流します。
水気を残さないように拭き上げたら完了です。
左からトレー、真鍮の金物、お酢 真鍮金物が浸るまでお酢を入れ、3分ほど経ったらよく洗い流すだけです
左:新品の真鍮引手 右:経年変化した真鍮引手 手前:経年変化した真鍮引手 奥:新品の真鍮引手 手前:お手入れした真鍮引手 奥:新品の真鍮引手
いかがでしたでしょうか。
たくさん使っていただき、深い味わいのある家具に育てていただけたらとてもうれしく思います。
もしご不明点などございましたら、やどりへご連絡いただけますと幸いです。
生活に寄り添った家具との暮らしを、ぜひ愉しんでください♪
(吉かな)