吹抜け空間の恩恵

こんにちは、仲間です。

4月に入り、だんだんと過ごしやすい気候になってきました。外のあたたかなお日さまの光や青々しい木々を眺めていると、自然と散歩に出たくなってきますね。

さて、今回は吹抜けの話です。やどりの家づくりでは、吹き抜けを設けることがよくあります。都内の床面積を確保するのが難しい条件の中で、あえて 床を減らして吹抜けをつくる事に疑問を感じる方もいるかもしれません。しかし、それ以上に吹き抜け空間を設けることで、いくつもの恩恵が受けられるのです。

□空間に広がりを生む。抑揚をつける。

空間の広さは、不動産の広告で見るように何畳、何平米など面積の大きさで語られる事が多いと思います。ですが、部屋の高さによっても空間の広がりを生み出す事ができます。面積を大きく取る事が難しい家づくりだからこそ、吹き抜けによって縦方向に広がりをつくる事が有効です。

また、天井高を抑えた空間と吹き抜け空間を持つ住宅は、空間体験にリズムが生まれ、高さによる開放感、低く抑えた空間の落ち着きや安心感をより感じる事ができます。空間に抑揚を付ける事が、暮らしをより楽しいものにしてくれます。

□空間を結ぶと、人と光と空気も結ばれる。

吹き抜けを設けると、1階と2階が立体的に繋がります。すると、視線や声が通るので、上下階での活動が結ばれて、コミュニケーションが生まれます。家族がどこにいても何となく存在が感じられ、すぐに顔が見合えるような空間をつくれる事が、吹き抜けの大きな魅力です。

また、冬の暖房が上階に登り、夏の冷房が下階に降りていくように、吹抜けが空気の通り道の役割を担います。大きく窓を開ければ家全体を光でいっぱいにしてくれます。空気や光がつくる居心地の良さを吹抜けが引き出してくれるのです。

そんな吹き抜け空間を大きく設けた「 光と笑みがあふれる家 」の住宅の完成見学会が、4/22.23に東京都武蔵野市にて行われます。吹抜け空間の豊かさを是非体感してみて下さい。

(仲間)