股旅社中デザイン競技会2018

メンテナンス・リフォームの佐久間です。

股旅社中デザイン競技会が、今年も鹿児島のベガハウスで開催されました。

今年のテーマは「親子で使う家具・道具・造作」です。

また、設計条件として硬質フェルトを使うことが指定されました。

硬質フェルトとはその名の通り硬質のフェルトで、

使い方は、床を傷付けないように椅子の脚の裏などに貼りつける事が多いでしょうか。

というか、他の使い方を知らない、、という状態で始まった設計競技会ですが、

既にこんなにたくさんのプロダクトが出来ていました。

硬質フェルトは、強度があり、柔らかいので周りを傷つけず、加工が容易で、軽いです。

いつも扱っている素材とはタイプの違う素材ですが、様々な使い方の出来る面白い素材です。

今回、創建舎の代表として鹿児島へ行った家具はこちら

名前は「ココロ」です。

硬質フェルト(ピンクの部分)と、合板、クッションを組み合わせてつくった

親子お揃いのテーブルとスツールのセットです。

構造や仕口に設計の技、大工の技が活きています。

使い方はさまざま

ココロがあることで、お気に入りの場所で親子の時間を共有できます。

サイズはこんな感じです。

コンパクトにまとまる仕組みは、東京で家づくりをしている創建舎らしさでもあります。

社員全員が3チームに分かれて社内選考を行ったのですが、チームココロのメンバーは

営業・設計の森藤、大工の金澤と小野寺、そして私メンテナンス・リフォーム担当の佐久間です。

通常業務とは別の股旅社中の取組ですので、チームの話し合いは夜遅くまで続くこともありました、、

そんな時にこそ、皆のものづくりが好きな気持ちが伝わってきます。

誰も妥協せず、ココロをより良くしたいという気持ちで一丸となれたと思います。

発表当日、股旅メンバーの案はどれも個性が出ていて、聞き入ってしまう発表ばかりでした。

ココロは最優秀賞にはなれませんでしたが、「テーマとチャレンジのつきつめ方で一等で賞」を頂きました。

私たちの取り組みをしっかり受け取ってもらえたと思えるような嬉しい賞です。

鹿児島に集まった、股旅メンバー工務店の社員の方々と話が出来た事も、心に残る思い出です。

競技会の様子は、こちらからもご覧いただけます。

なかなか出来ない体験をさせていただいたので、仕事に活かしていきたいと思います。

ココロは製品化に向けて、今後も進化させていきます。

ココロは事務所にいますので、遊びにいらしてくださいね。

佐久間