Renovation久が原のスケルトンリフォームⅡ
マンションリノベーションという限られた空間の中で、中庭の瑞々しい景色を日々の暮らしの背景として鮮やかに取り込んだ、上質な住まいが完成しました。既存の窓を活かし、中間期には心地よい自然の風を効率よく取り込むプランニングは、都市生活における開放感と快適さを両立させています。
特筆すべきは、窓まわりの繊細な設えです。リビングの連窓障子は、開口を遮ることなく壁内へ完全に引き込むことが可能で、障子を開け放てば、内と外が境界なくつながるような心地よさが生まれます。室内を彩る素材選びにも、住まう人の個性が光ります。ダイニングキッチンには空間にリズムを生む羽目板を採用し、柔らかな風合いのラワン材と、力強い木目が美しいケヤキのカウンターを組み合わせることで、素材同士の対話が空間に深い奥行きを与えています。
また、玄関に設えられたベンチには、ご夫婦が以前から大切に愛用されていたケヤキ材を転用しました。家族の記憶が刻まれた素材を新たな形で受け継ぐことで、リノベーションならではの温かな歴史の継続を感じさせます。機能面ではダクトによる全館空調システムを導入し、マンション特有の温度差を解消。家のどこにいてもストレスのない住環境を実現しました。













