ともに帰る穏やかな家
東京都杉並区の角地に、環境に優しく、心から落ち着ける「職住併設」の住まいが完成しました。
世界各地を渡り歩いてきたお施主様が求めたのは、長く住み続けられる普遍的なデザインと高性能を兼ね備えた終の棲家。
「帰りたくなる家」「穏やかな時間が流れる家」をテーマに計画が進められました。
この住宅は1階に診療所を併設した設計となっており、角地という立地を活かして「職」と「住」の両面が調和する外観デザインを採用しました。無塗装の杉板貼りが柔らかな印象を与える外観には、植栽と一体化した外構を組み合わせ、周囲の閑静な環境にも馴染む仕上がりとなっています。
診療所と住居の動線を明確に分けることで、働く人も暮らす人も快適に過ごせる工夫がなされています。
住居部分には、家族の集う空間に木製サッシを採用し、温もりを感じられる空間を演出。
断熱性能にもこだわり、充填断熱と付加断熱の2層構造で断熱等級6をクリアしました。この高断熱・高気密性能により、わずか2台のルームエアコンで全館空調を実現。空気の流れがスムーズになる間取り設計と相まって、1年を通じて快適な室内環境を保てるよう計画されています。