お客様の声

家とカラダが馴染む家

品川区N様

どこを気に入っているとか、
使いにくいとかではなく、
家とカラダが自然となじんだ感覚です。

創建舎の家に暮らすお客さまを訪ね、住み心地の本音を語っていただく「お客様インタビュー」
今回お訪ねしたのは、2010年春に竣工した『おおいの家』。
西大井駅から徒歩15分ほどの住宅密集地に建つ3階建て住宅です。

−友達に誘われた見学会から……

Nご夫妻は3人家族。中学に入ったばかりの息子さんがいらっしゃいます。
家づくりを本格的に考えはじめたのは、息子さんがまだ小学生の頃。友達にさそわれて出掛けた、ある工務店の住宅見学会がきっかけといいます。
「以前は、古い一戸建てやマンションの社宅に暮らしてきました。工務店の家には天然の木がふんだんに使われていて、こうした空間は建売やマンションでは実現出来ないと感じました」と奥さま。
さっそく地元周辺の工務店をホームページで検索したところ「創建舎」に自然と絞り込まれていったそうです。
「ホームページをはじめて見たときから、たぶんここしかないと思いました。社長の言葉からは『家づくりを愉しもう』というメッセージが伝わってきましたし、社長ブログや実例集からも誠実さを感じました。特にブログは、その方の素の部分が伝わりますよね」。

−「土地を見つけたの」といわれ、おどろくご主人

息子さんの学区を変えたくないという思いから、地元の土地を探しはじめた奥さまでしたが、場所柄、建売や建設条件付の土地が多く、条件にあう土地はなかなか見つかりませんでした。
そのなかで偶然見つけたのは、大きな駐車場をウナギの寝床状に分割した18.5坪の土地。ここを逃したら後はないと直感した奥さまは、さっそく創建舎の吉田さんに連絡します。
土地の状態を確認してもらってから、不動産屋へ仮申込みすることにしました。
単身赴任中のご主人は週末に帰京した際、奥さまから突然そのいきさつを聞かされます。
「2年ほどまえから地道に調べていたことは知っていました。でも家を建てるという実感は、その時まったく湧きませんでした。創建舎のこともはじめて聞きましたし、正直、信頼して大丈夫か不安でした」とご主人。

−ハウスメーカーと比べてみて

そこで奥さまは、創建舎とはべつの大手ハウスメーカーにもプランニングを依頼し、比較検討することで、ご主人の興味を引き出そうと試みます。
「それぞれに良さはありました。企業の信頼性は大手と思いますが、各担当者が細かく分かれていて、例えば設計担当者は土地を見ていなかったりと、流れ作業的な感じでした。
一方、創建舎の吉田さんは一人で営業的な役割から設計まで色々とこなしてくれて、なによりフィーリングやセンスのあう人と感じました」とご主人はいいます。
「やはり創建舎の住宅見学会で、毎週のように沢山の実例を見られたのがよかったです。まっさらの敷地はとても狭く感じられて、本当に家を建てられるのか正直心配でした。しかし同じような条件の家を実際に見て、その工夫を知っていく中で、色々なことが可能になると希望が湧いてきました」と奥さま。
ハウスメーカーのモデルハウスは、大きすぎてイメージを掴めなかったのだそうです。

−ご主人の「やる気スイッチ」入る

この家のキッチンは、実はご主人の選んだもの。
プランニングを始めてから、ご主人のやる気に火がつき始め「自分でプラン図を描き始めたり、キッチンのショールームに出掛け車選びのような感覚で熱心に研究したり」と奥さま。
それからはご主人にプランの主導権を移していったそうです。
「やはり容積率%の壁や、北側斜線、防火の問題など、狭い土地での3階建て住宅には決まりが多く、専門知識の豊富な吉田さんに助けられました。特に実現させたかった吹き抜けやストリップ階段などの部分も、規制をクリアしながらいい形にまとまったと思います。こうした一緒に作っていく感覚は工務店ならでは」と語るご主人。家づくりを存分に楽しんだ様子が伝わってきました。

− 必要なものを、必要な場所に納める「収納」

一方、奥さまの希望は使いやすい収納にありました。
「以前の家は片付けに苦労していたので、使いやすい収納が欲しいと思っていました。ここにこういう物を入れたい、これくらいの収納が欲しいと希望すると、吉田さんがそれを形にしてくれました。ウォークインクローゼットのように1箇所にまとめるのではなく、それぞれの物の仕舞い場所が使いやすい位置にあり、ストレスなく生活できます。」
玄関クローゼットや2階ダイニングのパソコンデスク、3階和室の床下収納、階段脇の本棚、屋根裏収納などの他、洗面、トイレ、和室などに造り付けられた収納によって、すっきりとした空間が保たれています。
容量を確保するだけでなく「何を・どこに・どうやって」仕舞うのか、収納の役割を明解にすることが大切なポイントと気付かされます。
「確かに『坪単価』という考え方からすると造り付け収納は高くなりますが、後からこれほどぴったりの収納家具を見つけるのは無理です」とご主人。

−この家に住んでみて

Nさん一家がこの家に住みはじめて、約1年半たったいま。
「どこが気に入っているとか、使いにくいとかではなく、家とカラダが自然となじんだ感覚です。
細部を見ていくと大工さんの丁寧な仕事が光ります。
でもその技を強調したり、あえて見せ場をつくったりしない、押しつけがましくない所もいい」とご主人。
「オープン階段や吹き抜けを作ったことで、暖房が効きにくくなるとか、オーディオの音が全体に響くとか、そういった部分はあります。けれど、もし吹き抜けがなかったら、リビングはとても閉鎖的な空間になってしまったと思いますし、3階の子どもの部屋の気配を感じられるのがいいですね。プランニングの時には気づきませんでしたが、1階の和室から廊下を見ると、洗面所までスッキリと視線のとおる景色も気に入っています。和室で洗濯物をたたみながら、見惚れてしまいました」と奥さま。
地元で家を建てられてことは、息子さんにとってもいい経験だったといいます。
「学校帰りに現場によって、写真を撮らせました。現場の大工さんも親切に説明してくれて、息子も本を読みながら家づくりをだいぶ勉強し、学校の自由研究にまとめました。地鎮祭や上棟式も体験できましたし、一生に何度もないことですから、貴重な体験になりました。」
ご夫妻にお話をうかがう最中、野球部の練習で日焼けした息子さんが戻ってきました。
「3階和室の窓からのひらけた景色が好き」という息子さん。
吹き抜けを通じて、家族のコミュニケーションが育まれていると感じました。