庭から猫、そして日常

休日、ずっと行きたかった谷中にある「朝倉彫塑館」に行きました。

朝倉彫塑館は「東洋のロダン」といわれた彫刻家の朝倉文夫氏のアトリエと住居だった建物です。

同氏自身が設計し、「庭」との一体感に配慮した独特の空間意匠と造形を追求したという建物は、昭和初期に建てられたものとは思えないモダンなものでした。

特に中庭のすばらしいこと。

「中庭は一群の建築に囲まれた南北約10m、東西約14mの狭隘な空間の大半を水面が占め、水面の随所に配された多彩な景石が創り上げる密度の濃い水景は圧巻である。」

~台東区ホームページ・国指定名勝についての解説文より~

建築計画で、外構計画に予算を割くことの重要性を強く感じました。

館内撮影禁止のため、機会がありましたら是非皆様ご自身の目で、庭と一体となった建物の空間の豊かさを現地で実感してください。

屋上庭園は撮影OKです。

スカイツリーが見えますよ~

朝倉氏は猫好きとしても有名で、自らの作品にも猫を取り上げ、100種仕上げて「猫百態展」を開催したいと思っていたそうです。

館内には猫の彫刻がいくつもあり、切り取った仕草は猫好きにはたまらない瞬間が見事に表現されています。

観ていて実家の猫が恋しくなりました。

そんな矢先、母から同居猫の写真が送られてきました。

新しく買ったスマートフォンで撮影して楽しんでいるようです。どれもピントがあってませんでした。

社内のフォトコンテストでピントがあってないとご指導いただいた私も、新しく買ったスマートフォンで事務所の日常をパチリ。

良い写真が撮れました。イケメンが納まりました。

朝倉彫塑館

東京都台東区谷中7-18-10

tel 03-3821-4549