やどりには、自慢の自社大工たちがいます。
「大工のすごさ」というと、高い技術や丁寧な手仕事に、まず目がいく方も多いかもしれません。
ところが、毎日現場で大工さんと向き合っているテクニカルスタッフに聞くと、返ってくるのは少し意外な答えでした。
今回は、テクニカルの辻に「うちの大工さんって、実際何がすごいの?」と聞いてみた時の話をお届けします。
「やどりの大工さんって、何が違う?」と尋ねると、辻がまず挙げたのは「とことん話ができること」でした。
「図面通りに作るだけじゃなくて、『なぜここをこう納めたいのか』という意図まで汲み取ってくれるんです。大工さんのほうから、『ここの納まり(木と木の合わせ方)、こうしたらもっとスッキリ見えるし、長い目で見ても安心だよ』と逆に提案してくれることもあって。見た目のきれいさと、数十年後の安心。どっちも現場で一緒に考えてくれるのは、本当に心強いです」
「ここをこう作って」と一方的に伝えるのではなく、「どうすればこの家がいちばん良くなるか」を現場で一緒に考える。
お互いプロとして信頼し合っているから、本音で意見を言い合えるのだそうです。

「やどりは、家を建てたら終わりじゃなくて、その後の点検やメンテナンスも自分たちでやっています。だから大工さんたちにも『この家はずっと自分たちが守っていくんだ』という覚悟があるんですよね。壁の中に隠れて見えなくなる構造や下地ほど、絶対に手を抜きません」
見えなくなるところにこそ、職人の本質が出る。
同じ社内で顔を合わせ、同じ思いを共有している自社大工だからこそ、やどりの頑丈で心地よい家ができあがります。
次回は、スタッフがみんな驚く「いつ現場に行ってもピカピカな理由」をお届けします。
どうぞお楽しみに。