眼を養い、手を練り、勘を磨く

こんにちは。吉かなです。

ついこの間まで暑い暑い、と口癖になっていましたがだいぶ涼しくなってきましたね。

ツクツクボウシの声に夏の終わりを感じた今日この頃です。

  

先日、やどりスタッフのみんなで住宅見学に行ってきました。

目黒区にある旧園田邸(設計:吉村順三)と、港区にあるカニングハム邸(設計:A・レーモンド)です。

どちらも1950年代に建てられた住宅ですが、今でも大切に住まわれていたり、記念館となっていたりと現役で活躍しています。

永く愛される住宅を体感できることのありがたみを感じつつ、私たちのつくる家もこうあってほしいと感じました。

 

この2つの邸宅にはいくつか共通点がありました。施主は音楽に深く関係した暮らしをされていたこと、周囲に緑が豊かに計画されていること、吹き抜けや芯外し等の空間をおおらかに感じさせる工夫があること、吹き抜けを介してゆるくつながる居場所があること、など。

共通点があっても、その土地の特性や設計者のセンスによって空間の使い方は大きく異なります。日頃中々できない比較ができ、見学していて楽しかったです。

 

カニングハム邸のホール
カニングハム邸のダイニングテーブル。折りたたみ式で、さっと使えるように工夫されていました。

また、今回は建築業界の先輩方と一緒に見学でき、先輩方は何に注目しているのかという点も含めて見学ができとても貴重な体験でした。

一つ驚きだったのは、事前に図面や資料から想像していた印象と実際に感じた印象が異なることがたくさんあったことです。
手を練るように、空間を読む勘も磨かなければ。と一つの試練に出会い、足を入れました。

 

(吉かな)

 

<イベント情報>
9/11(日)に住まい手見学会を行います。
やどりとの家づくりで感じたこと、やどりの家に住んでみてわかったこと、やってよかったこと、そうでないことなど、、、
ここでしか聞けないやどりの家の魅力をぜひ体験してみてください。
ご参加お待ちしております。
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