株式会社創健舎

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完成見学会情報

2019.03.11

畳包丁

畳職人として、新しく建てる住宅の和室に敷く畳をつくったり、

すでに使われてきた畳を張り替えるなどの仕事をしています。

関東と関西で畳のサイズが違うことはよく知られていますが、

関東の畳でも実際の住宅ごとに違いがあり、新畳をつくるときには現場での採寸から始めます。

また、用いるイグサの種類を選んでいただくので、

ほぼフルオーダーメイドの床材と言えますね。

畳づくりで使う畳包丁には、いくつか種類があります。

「この畳包丁はサイズが大きく、主に畳床の裁断に使っています。

採寸したサイズに合わせるのですが、畳表や畳縁を畳床に巻き込むように縫うことを踏まえ、

仕上がリサイズより少し小さめに切ります。

また、畳床の断面がやや逆台形になるよう、角度を付けるようにしています。

垂直に切り落としてしまうと、床にきれいに収まらないんですよ。

畳づくりは、家業を継ぐ形で父から教わりました。

小学生の頃から、「畳屋さんを継ぐんだ」と公言してきて、

高校卒業後から仕事に携わるようになりました。

最初は、ござづくりです。

そこで、まず畳針の使い方を 覚えました。

その後、張り替えや修繕などを手伝いながら、道具や材料の扱い方を学んでいきました。

そして数年を経て、ようやく新畳づくりに関わるようになれました。

何より畳の魅力は、そのままゴロンと横になれる「ことだと思っています。

旅館でも、部屋に案内されると、まず横になってしまいますよね。

現代は 生活様式が変わり、住宅から和室そのものが減ってしまい、ちょっと残念 です。

実は、ちゃんとつくった畳は張り替えさえすれば、一生使い続けられるんです。

フローリングやカーペットの良さもありますが、畳の良さにも目を向けてほしいですね。

 

畳職人:永野 信行