小さい平屋に住もう

小さな平屋(東京世田谷区)

 

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40代のご夫婦がご購入された、築55年の小さな平家のお宅。

痛んではいましたが、昔ながらの真壁で、建物自体趣きがあり、可愛らしい感じでしたので、キチンと改修さえすれば良いお宅になると思いました。

 

建築材料は下地も含め、自然素材、国産材以外は使用しないで下さいとお客様からの御要望。

その為、こちらでは全て国産の檜・杉・赤松で作らせて頂きましたし、漆喰や、のり、畳や塗装材等にも配慮しました。

 職人歴55年の左官屋さんは、55年前に塗ったままの竹小舞の土壁に嬉しそうに、職人歴50年の電気屋さんと、昔の家についてお喋りしていました。

(竹小舞とは、柱間を、竹で組んだ物で、そこに土を塗ったのが土壁、仕上げに漆喰を塗ったり、入洛を塗ったりします)

 

今回は、床は束から全撤去、壁は仕上げを全て剥がし、水廻りの天井撤去、設備、屋根、配管、電気やり替えの全改装です。

 

建物の趣きを活かしつつ、40代のご夫婦の今の生活に合うようにというコンセプトで作りました。

古さと新しさが調和し、落ち着いたお宅になりましたでしょうか。

 

エコロジーの視点からも、手入れを簡単に自分でできる小さな平屋が見直され、住もうという方が増えて欲しいと思います。

 

 

外観

 

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痛んでいた屋根は、やはり耐震性が大事、という事で瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えました。

漆喰は剥がして塗り直し、板金もやり直し、木製建具、板壁は補修して塗装致しました。

網戸も黒に張替えれば、渋くて、スッキリとした外観に変身です。

濡れ縁は、お庭を見ながら、ほのぼのと和むのに大切な空間です。

 

キッチン

 

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 天井を新たに勾配天井に作り替えて、視覚的な広がりを持たせました。

キッチンは、大工さんに全て檜で作ってもらいました。

照明はお客様支給の「イカ釣り漁船電球」です。

 

居間

 

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畳から、檜のフローリングに張替え、薄い床の間は本棚とデスクを造作して書斎コーナーに変身。

棚等は全て杉のJパネルで、柱や天井の方に合わせました。

居室天井・柱・長押は洗剤で軽く灰汁洗いをして、新しい床と馴染ませる様にしました。

 

サニタリー

 

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トイレはスケルトンにして、やりなおし、床、腰壁は檜のフローリング、腰上は漆喰、天井は杉板に致しました。

便器をタンクレスにしましたので、薄い手洗い器を設け、壁に少しタイルを張りました。

吊棚は檜で、大工さんの造作です。

 

 

 

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以前、バランス釜を置いてあったなごりで、壁が引っ込んでいて、変形だった浴室。

スケルトンにして、壁を移動して、2サイズ大きな浴槽を設置致しました。

床はサーモタイル(冷たくないタイルです)、壁は50角の焼き物タイル、壁、天井はサワラ張りです。

浴室暖房乾燥機も取り付け、冬も快適に。 

風呂椅子等は檜で大工造作、風呂蓋も檜ですが、これはサイズ特注で、メーカーに作ってもらいました。

 

寝室

 

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ここは、見た感じはほぼ変更は無しですが、束からやり直し、畳は無農薬の本床、漆喰は剥がして綺麗に塗り替えました。

家全体の古い木部はヤシの実洗剤でアクを落とし、柱、梁は少しサンダーを掛けて、新しい部分と違和感無く、馴染む程度にしました。

 

廊下

 

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暗かった廊下も、すっかり明るくなりました。

 

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